✝ 3 ちょっとこの世の視点から
終末期と言われる現代の世界を見回していると、私たちは、様々な難問を抱えていることが、すぐに理解できます。パンデミック、飢饉、紛争、人種差別、自然災害など、数えれば切りがありません。こんな時こそ、私たちクリスチャンは、一人でも多くの人が助かりますように、神様に祈り、また、一人でも多くの人が「永遠の命」に導かれますように、公に「福音」を伝えて行く必要があります。
あいにく、日本人には伝わりにくいかも知れませんが、世界では今、眼を背けたくなるような悲惨な出来事が、毎分、毎秒単位で起こっています。実際に、クリスチャンの牧師やフェローの人たちが現地に赴き、苦しんでいる人々の生活をサポートしながら、布教活動をしているという話をよく耳にします。このような活動に従事している方々に、敬意と感謝の意を込めて、さらに彼らの健康と活動の成功を祈念いたしまして、神様にお祈りいたします。
この章では、様々な分野におけるッ世界の最新情報に接しながら、気になった情報を取り上げ、その内容を吟味、総括し、問題が良い方向へ向かうように、独自のスタイルで祈っていきます。
(1)地球規模のプラスティック廃棄物の山が、完全になくなりますように・・・
テイクアウト・フードやドライ・クリーニングに利用される使い捨てプラスティックが広く行き渡り、世界最大の環境ハザードとなっています↓↓。それは生産される度に、化石燃料による汚染を生み、また使われれば、その汚染が拡大します(*_*; それは結局、水路をふさぎ、生き物を窒息させ、それが燃えてしまえば、大気に多大なる影響を及ぼします(-_-;) ある報告書によると、「単一使用を目的としたプラスチック」を、年間、1億3千万トンもの量を動かす、一部の超大製造業会社と超大投資家が注目の的となりました(ここでは取り上げませんが、実際にこれらの企業が地球規模的プラスチック産業の心臓部になっているようです。)。
「単一使用目的プラスチック事業」は、ビジネス的には、とても儲かるので、世界には、継続できるように計画が進んで来ました。これからも5年の間に、その生産能力は、30%伸びると見込まれています。
こうなる最大の要因は、結局、経済そのものが、より多くのプラスチックを求めているという、現実です。炭酸飲料の容器を作るには、再利用プラスチックを使用するより、新たに生産されたプラスチックを使用する方が、はるかに安いからです。そのことが、先進国が、2025年までに、プラスチック容器の内、「再利用器」を少なくても、30%利用するようにーという要求を、消費ブランドに求めることにつながりました。しかし、それ以外の国が、「小プラスチック生産」と「プラスチック再利用」に則した軌道に向かうかは、残念ながら、まだ分かりません・・・ *参考資料(ニューヨーク・タイムズ/ウィークリー:6月13日’21)
天に召します父なる神様、
今日も健やかに朝を迎えることが出来ました。
これも一重に、あなたのお導きによるお陰です。
本当に感謝しております。有難うございます。
あなたの御国の栄光と発展をいつも祈っております。
世界では今、「大量のプラスチックの不当廃棄」により、「環境汚染」、「生物多様性の破壊」など、多くの分野で、弊害が進んでいます。
どうか、「プラスチック投棄」の問題が、1日でも早く解決できますよう、私たちに力をお与えください。
主、イエス・キリストの御名において、謹んでお願い申し上げます。アーメン・・・。
(2) ワクチンの公正分配への道が開かれますように・・・
~開発途上国では、残念ながら、何億人もの人々が、未だにワクチン未接種のまま、実に数百万に及ぶ人が、感染したまま死に至っています😢 先進国の数十億回分のワクチンの寄付に頼っているのですが、うまく進んでいないのが現状です。解決策としては、米国の大手のmRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンメーカーが言うように、富裕国が供給していけばいいのですが、実現するのは難しそうです↓↓。
公衆衛生の専門家たちは、必要としている地域で、ワクチン供給を拡大することは可能なばかりでなく、ウイルスの危険な変異種に相対する世界を守り、かつ、パンデミックを終結させるためにも、絶対に必要なことだと主張しています↑。さらに、他の国々に、mRNAワクチンの製造工程を配置することは、すぐにでも始めるべきだとも言っています📢
貧しい国々のワクチンの必要性は当然のことながら、「そのグローバルなワクチン分配を円滑に進めるように」と、COVAXの枠組みには記されています。しかし、寄付については、制限されたままです。加えて、富裕国がワクチンの供給を封じ込めてしまいました。低所得国においては、わずか4%の人しか、完全なワクチン接種を終えていないのが現状です(#^ω^)
ワクチンの開発と生産に携わる専門家たちは、mRNAワクチンは、従来のものより、容易に生産が可能だと言います。アフリカや南米、アジアのいくつかの企業は、すでにそれらのワクチンを製造する技術を持ち合わせているようです😊
しかし、そこで大きなネックとなるのが、莫大な生産ラインのセットアップ費用と人材育成、人材確保の問題です。WHOはすでに、南アフリカの技術拠点で、モデルナ社のワクチンを解析して模倣する試みに対し、援助を行っていると、WHOワクチン調査の新たな取り組みを始めた、マーチン・フリーデ氏は言っています。
さらに彼は続けます。 「富裕国は、その手を自分のポケットに入れて、これらの建設とメンテナンスを実行していかなければなりません。あなたの隣人が安全になるまで、あなた方は安全ではないのだから・・・」
*参考資料(ニューヨーク・タイムズ/ウィークリー:10月31日’21)
(私の祈り)
天に召します父なる神様、
今日も健やかに朝を迎えることが出来ました。
これも一重に、あなたのお導きによるものでございます。
本当に感謝いております。どうも有難うございます。
神様の御国の栄光と発展を、心から祈っております。
残念ながら、発展途上国においては、未だに5%位の人しか、完全なワクチン接種を終えていません。
WHOは、富んだ国、富んだ国、貧しい国を問わずに、公平なワクチン接種が拡大していくように、日々、努力していますが、思うようには進んでいません。
どうか、貧しい国々のすべての人が、1日でも早くワクチン接種を終える事が出来ますよう、私たちに力をお与えください。
主、イエス・キリストの御名において、謹んでお願い申し上げます。 アーメン。
*COVAX~新型コロナウイルス感染症のワクチンの公平分配に取り組む国際組織
(11月29日’21:記述)
(3)分断社会のある形 Ⅰ(2月11日’22)
岸田総理は先日、企業の経営者に対し、本年度中に、法人税の引き下げを条件に、社員の賃金を4%アップするように呼びかけましたが、経営者たちの反応は厳しいものでした。それもそのはず、日本では、数十年間の間、賃金上昇の流れが停滞気味で、「貧富の格差」が拡大しているのが現状です。
ここで言えることは、「貧富の格差」は、間違いなく、社会を分断する一要因であるという事実です。
岸田総理が掲げる目標値に最も近かったのは、1997年、労働者が2.9%の賃上げを勝ち取った時に遡ります。今日、日本全体の月当たりの平均賃金は、約2800ドル(約319000円)であり、これは、20年前のレベルとほぼ一緒です。
重要なことは、本当の意味で景気を引き上げるには、大多数である中小・零細企業に携わる人々の消費を伸ばすことが、不可欠だということです。
また、ここでは日本の記事を取り上げましたが、現在、世界では、「アルガーキー」と言われる、全世界の約1%の富裕層が、世界全体の33%に相当する資金を動かしていると言われています。信じ難いことですが・・・。世界を見れば、日本よりも「貧富の格差」が激しい国がほとんどです。
だからこそ、今回もシンプルに祈ります・・・。
天に召します父なる神様、
今日も健やかに朝を迎えることができました。
これも一重にあなたのお導きによるものでございます。
本当に感謝しております。有難うございます。
神様の御国の栄光と発展を心から祈っております。
現在、世界各国では、新型コロナウイルス、飢饉、紛争、人種差別、そして、自然災害と言われる人災のため、多くの人が苦しんでおります。
どうか神様、今苦しんでいる人々を癒してください。
そして、彼らを救いの道へと導いてください。
主、イエス・キリストの御名において、謹んでお願い申し上げます・・・。 アーメン。
*参考資料 ーーー ニューヨーク・タイムズ・ウィークリー
昨年のある朝、インドのインドールのあるあるクリスチャンセンターで、暴徒の襲撃があり、賛美歌を歌っていたクリスチャンたちが襲われました。警察がすぐに駆けつけましたが、加害者には何も触れず、代わりに、そこの牧師らと、教会年長者を逮捕しました。彼らは、異教徒の宗教的会話をターゲットとする法律に違反する罪?ーに問われました。
クリスチャンに対する暴力は、インド国内で、アジアで最も古くて大きなキリスト教コミュニティー(信者は三千万人を超える)に対する、反キリスト教団のヒステリーによって加速して行きました。
反キリスト教自警団は、村々を超えて、教会を急襲したり、キリスト教の書物を焼いたり、学校の賛美者を襲ったりしています。「宗教の自由」を憲法で謳っていながら、多くの場合、警察や政府与党の関係者は、逆に彼らを助けています。
過去数年のうちに、モッジ首相と彼のインド人民党は、ネルー首相が築き、多くのインド国民が「多文化の土台」として見ているものから離れ、インドをかなり右傾化させて来ました。人口の2%を占めるクリスチャンへの攻撃の激化は、少数派の不安をますます煽る結果を招いています。
とある大きなグループには、五千人のメンバーがおり、そこにはインド人民党と共に、RSS(インドのヒンズー至上主義団体)が含まれているそうです。10月に、崇拝されているヒンズー教僧が、他のリーダーと共にステージを占拠し、他人の改宗を試みた者たちへの「救済策」として、彼らに対して、「断頭」を決行した模様です。
宗教に囚われず、いかなる社会において、少数派に対する「村八分」は起こりがちです。しかし、弱い者への暴力は、決して許されるものではありません・・・。
*参考資料 ーーー ニューヨーク・タイムズ・ウィルス(1月30日’22)
(私の祈り)
天に召します父なる神よ。
いつも私たちの願いを受けとめて頂き、有難うございます。
あなたの御国の栄光と発展を心から祈っております。
今、インドでは、宗教的差別により、少数のクリスチャンの多くが迫害され、苦しい生活を強いられています。彼らは堂々と礼拝を行うことすらできません。
残念ながら、少数派の宗教組織が迫害を受けるケースは、インドに留まらず、世界各地で見受けられます。
どうか、全世界の全ての人が、「信仰の自由」の新年のもと、自由に礼拝や、布教活動が出来ますように、彼らを導いてください。
この祈り、主、イエス・キリストの御名において、慎んでお願い申し上げます。 アーメン。
(5)分断社会のある形 Ⅲ(7月16日’22)
ー人種差別による分断ー(ニューヨーク・タイムズ・ウィークリー/2月20日’22より)ー
それは、ごく普通の家族の中の、ごく普通の1月の晩のことでした。コロナウイルスのオミクロン株の変遷によって、翌日、3人の子供たちは学校に行けるか否かという時期でした。夕食のテーブルを囲んで、、私の夫、子供たち、そして私は、画稿の状況を見極め、対応を図っていました。私たちの双子が通う高校の新しい状況は、警戒するほどの状況でした。しかし、一番若い子供が通うミドルスクールの状況は、そんなに差し迫るものではありませんでした。
コロナは私たちにとって、楽観すべき脅威ではありません。子供の一人が、フォークを置き―「私たちはみんな死んじゃうのね」ーと冗談ぽくも、悲痛な思いを感じさせるように話しました。その時私は、答えに詰まり、なんとかして、彼女の心配を和らげようと思っていました。
「私の話を聞いて」ー私は彼女に言いました。「これは終わりではないのよ。これはただの変化なの。」
私の周りの人は皆、終わりについて話しているように思えます。コロナ・パンでミックスにより、ほぼ100万人ものアメリカ人の命が終わり、米国民主主義が終わり、人種差別と見え透いた反ユダヤ主義に対する公の防御が終わり、ヨーロッパにおける戦後平和が終わり、私たちの子供の最善の未来が終わりました。「世界の終わり的心配の条件」が、実際に我々の血圧を上げながら、我々を、疑惑と陰謀思考と楽観主義の大渦巻の深みに陥れて来ました。私は自分も、この「世界の終わり思考」というこの蛸壺の中に埋没してしまったことを告白します。しかし本来、イキイキとした人生を送るべき彼女が言ったあの言葉によってー我に返り、心配で塞ぎ込んでいた状態から抜け出すことが出来ました。
これは終わりではありません。これは変化であり、私たちの多くが生涯に遭遇した中で、最も大きくてドラマティックな変化です。変化とは、しばしば恐ろしいものです。日頃、私たちは、安定性を目指して努力します。それは、「応力変化」に起因します。私たちは、それに直面すると、萎縮したり、凍りついたりすることがしばしばあります。
例えば、生のあからさまな「独裁政治」が支配していた頃のアメリカを上げてみるとーおよそ250年もの間、富と享楽のために、「奴隷制度」がその国の経済、政治、文化を支配していました。というのも、南北戦争や独裁政治、そして特殊な形での民族独裁主義が始まる前に、「鎖」に繋がれて生きていた4千万人ものアフリカ系の祖先は、まさにその社会の骨組みであり、システムであり、実態だったのです。19世紀半ばの黒人のほとんどは、農村の多い南東部や、ディープ・サウス、および南東部におり、そこで仲間の労苦とともに、より多くの利益を求めていた虐待者の圧政の下に生きていてーその結果、性的搾取により生まれた親族もかなり増えました。
私は当時の獣のような奴隷制度が、初期のアメリカ社会では、どんなに悪く、悪意に満ち溢れ、親密に織り合わされたものかを、私たちが認めることを望んでいます。19世紀を振り返ると、大多数のアメリカ人は、奴隷を保有する専制君主者の支配のもとに生き、骨折って働いて来たのです。この奴隷化したアフリカ系アメリカ人にとって、それぞれの新しい日は、その時代の飢餓、拷問、殺人、レイプ、そして、売買の再分配のために愛する者を失うなど、終わりの時だと感じられたに違いありません。しかし、このような環境の下で、多くの命が失われていく間も、一連の変化がもたらされました。
それは、ローズという、黒人のシングルマザーにより、しっかり語られています。1850年代の初頭に、サウス・キャロライナのチャールストンで奴隷となった彼女は、自分のまだ9歳の娘が、今にも連れ去られようとしていた時、もう終わりだと思いながら戦っていました。彼女の娘、アシェリーは、彼女らを所有していた男の死に伴い、売られる予定でした。彼女はその恐怖に委縮してしまい、迫りくる恐怖に直面して凍りついてしまいました。しかしローズは、来るべき変化を止めまいと、強い意志と共に行動に出ますが、娘には、耐えるように促しました。そしてローズは、アメリカ奴隷制度と黒人に対する非人道的行為の壁の中の鮮明な溝をえぐり出します。
ローズは恥辱の中で、あるいは自分の現実を認めることを拒絶する中で、決して下を向きませんでした。むしろ彼女は、恐ろしい環境を変えようと上を向き、希望の意思を抱きながら、娘の目を見ていました。ローズはアシェリーがいなくなる事を分かっていましたが、彼女は、自分の子供がこの変革期を生き延びることを願いながら、必需品をリュックに詰め込みました。彼女の家族の女系筋の話によると、そのリュックには、食料や衣類、髪留めと合わせてー母の愛ーが詰め込まれていたと言われています。
ローズは二度と娘に会えないでしょうが、アシュリーとその子孫たちは、奴隷貿易における生涯にわたる別離、市民戦争、解放、人種間暴力、移民を含め、一連の騒々しい変革を通じて、そのリュックを受け継いで行くでしょう。囚われの身で奴隷となった祖先とその娘たちと姉妹たちは、理解しがたい変化を通じて、生き残っていくでしょう。
ローズの行動とアシュリーの忍耐の中に、私たちは「奴隷制度」というアメリカの暗い歴史の中に埋没した生存のための古写本を見ることが出来ます。アシュリーのリュックは、今でも残されていて、変化の中でも可能な勇気の証となっているばかりか、黒人史のその奇跡を偲ぶ、ちょっとした青写真となっています。
この賞賛すべき「忍耐の精神」は、アメリカ黒人のほとんど全ての文化を通じて流れています。アフリカ系アメリカ人で、サイエンス・フィクション、ファンタジー作家である、オクタヴィア・E・バトラーは、自身のベストセラー小説、「種をまく人のたとえ話」の中で、そのものの見方を受け入れています。1993年に初版として出版されたーこの予見的な悲惨な物語は、家事や犯罪、近代奴隷制度の社会の崩壊というー混沌とした背景の中に、今日を含み、2024年から2027年までのロサンゼルスと大カルフォルニアを舞台としています。主人公は、15歳のローレン・オラミナという、アフリカ系アメリカ人の父と海の母親、ラテン系の義母の子供です。ローレンは、生みの母親の薬物使用をきっかけとする障害と葛藤します。
「ただ続いている真実は『変化』です」ーと、ローレンは、彼女のコミュニティーが襲われ、自身の人生が豹変する前に、日記の中で書き記しています。自宅周辺の黒焦げになった残骸から逃げた後、ローレンは、同じく追放の身となった人たちと関係を築きながら歩いていきます。あらゆる戦いと性、以前の状況から生きながらえたこの新しい部族と共に、彼女は、別の信念と忍耐の政治活動を形作っていきます。ローレンは常に前向きに、無限の突破口となる働きを見据えています。
私たちは心配しているものの、アメリカの終わり、もしくは世界の終わりという瀬戸際を迎えている分けではありません。それどころか、私たちはすでに十分に知覚し得ない性質と重要性の変化に直面しているんですが、今後どのような歴史が、私たちにそれに立ち向かう方法を示してくれるのかさえもわかりません。「すでに全てが失われている」ーと、信じることによって、その脅威から逃げることは邪道です。
だから、「相互の思いやり」という小さな行動の中に、一緒に参加することにより、先にやって来るその変化に向き合いましょう!そして、黒人文化とその歴史を明らかにするーという勇気を伴う「願いの戦略」を受け入れて行きましょう!!
(私の祈り)
天に召します父なる神様、
いつも私たちの願いを受け止めて頂き、ほんとうに有難うございます。
神様の御国の栄光と発展を心から祈っております。
今もアメリカでは、アフリカ系アメリカ人を中心に、他国系アメリカ人に対するヘイトクライム問題が、暗い影を落としています。
残念ながら、未だにあちらこちらから、暴力や銃による殺人など、悲惨なニュースが伝わって来ます。
白人だけがアメリカ人ではありません。歴史的に見れば、最初にその土地を切り開いて来たのは先住民族です。
どうか神様、
アメリカ国内の全ての人種、人民が、「相互の思いやり」により、
平安の中で、共存えきるように、彼らを導いて下さい。
彼らにそのような力をお与え下さい・
この祈り、主、イエス・キリストの御名により、慎んでお願い申し上げます。 アーメン。
(6)分断社会のある形 Ⅳ(9月25日’22)
ー右派と左派の分断の例ー(ニューヨーク・タイムズ・ウイークリー/1月16日’22より)ー
ラテンアメリカでは左派が蜂起しています。今年に入り、主要6地域で、左派、もしくは中道左派の勢力が、現職の右派政権にに取って代わるような勢いで、選挙戦で有利に立っています。
世紀をまたいで、一時、多くの人々が「中産階級」にのし上がった地域でさえ、今では貧困が、20年以上も続いています。いくつかの国では、「失業率」が二桁に達し、その地域の労働者の50%以上が、非正規雇用で雇われている状態です。
ある専門家は言います。「これは本当に低中産階級と労働階級に属する人々が言っていることですが、『民主主義を掲げて30年たった今も、私たちは劣悪な環境の診療所に、オンボロノバスで、2時間かけて通わなければなりません。』」彼は、エリートが私腹を肥やすために、汚職に走ったことによって一般化された感覚が、世間の感覚とマッチしなかったと言います。
その後、メキシコ、パナマ、アルゼンチン、ボルビア、ペルー、ホンジュラス、チリ、コロンビアでは、左派、もしくは中道左派の政権が生まれました。
ブラジルでは、貧困とインフレの増大、パンデミックに対する不手際な対応により、現職の超右派、ボルソナロ大統領が、10月の大統領選では、勝ち目がなさそうです。前大統領で左派のシルバ氏が、年初の世論調査で、支持率でボルソナロ氏を30%上回っていました。
この状況に関して、中道左派のテベット氏は嘆いています。「もし、あなた方が今のブラジルやラテンアメリカを見れば、私たちがいかに「極端主義派の脅威の輪」の中で暮らしているかがわかります。「改革主義」と「ポピュリズム」は、どちらも引き継がれて来たのです。」
(私の祈り)
天に召します父なる神様、
今日も健やかに朝を迎えることが出来ました。
これも一重に、あなたのお導きによるものでございます。
本当に感謝しいます。
神様の御国の栄光と発展を、心から祈っております。
残念ながら、「改革主義」と一部の利害を利用した「大衆迎合主義」の間の対立は、世界中で激化しています。
立場の弱い人たちはいつも、貧乏くじを引いてしまいます。
どうか、世界の立場の弱い人たち、貧困に喘いでいる人たちが、いち早く世界的標準な生活を送れるように、導いてあげて下さい。彼らにそれを成し遂げる力をお与え下さい。
そして、改革の灯が、これからも消えないように、私たちに力をお与え下さい。
主、イエス・キリストの御名において、慎んでお願い申し上げます・・・。 アーメン。
(7)分断社会のある形 Ⅴ(12月14日’22)
ー民主主義国と独裁国家の間の分断ー
「分断社会のある形」というタイトルで、過去4回にわたって、各分野における「分断の形」を取り上げて来ましたが、今回が最終回となります。ここで、これまでに挙げたテーマを列記しておきます。
➀「貧富の差による分断」
②「宗教間の分断」
③「人種差別による分断」
④「右派と左派による分断」
そして今回、最後に挙げたテーマが、「民主主義国と独裁国家の間の分断」です。この分断には実に複雑な絡みがあります。事実法、独裁国家と言ってもいいようないいような民主主義国家が、割とうまく民主主義国家」と付き合っているような面もあるし、逆に民主主義国家も、今まで積み上げて来た経済上の理由で、独裁国家との繋がりを維持している面もあります。まあ、世界全体的に見ても、国の大小は別にして、民主主義国家と独裁国家のかずは、ほぼ同数であることを思えば、両体制がいろいろな形で、複雑に絡み合っていることも容易に理解できます。
しかし、今年の2月にのロシアのウクライナ侵攻により、「民主主義国家と独裁国家間の分断の進行」が、加速されて来たように思います。NATOを中心とする欧米諸国やオーストラリア、日本、韓国などの民主主義国ーVSーロシア、中国、ベラルーシ、北朝鮮、イラン、キューバなどの独裁国家の構図が目に浮かんで来ます。この流れをベースに「分断進行」が拡大して行くかどうかは定かではありませんが、ロシアとウクライナの戦争が決着しない限り、しばらくは、両陣営の緊張が続いて行くことは間違いありません(-_-;)そして、その状況が長引けば長引くほど、両陣営を中心に二元化が拡大する危険が増して来ます↓↓。
こうして、5つの分断を取り上げて来ましたが、いずれにせよ、「分断」は争いの源です。それは「論争」の元であり、「内紛」の元であり、「紛争」の元であり、そして「戦争」の元でもあります。その原因は、元々は、個人の内面に根付いた「劣等感」や「恐怖心」、「絶望感」であり、また、「利己心」や「貪欲」、「怨恨」や「嫉妬」でもあります。人間は利害関係を共有すると、グループ化する傾向があります。その集団が「怒り」を共有すると、容易に「欺瞞」や「暴力」に発展します。
残念ながら私たちは、複数の分断の形が、複雑に入り組んだ「カオス」の中で暮らしていると言っても過言ではないと、私は思います。そんな中で、私たちクリスチャンは、いかなるこの世の現実にも動じる必要はありません。それは、私たちはこの世の目線で生きているのではなく、「永遠のいのち」を求め、神の教えを通じて、天国に目線をおいているからです。これからも、一人でも多くの人が救われるよう、福音伝搬に努めて行きたいと思います。
(私の祈り)
天に召します父なる神様、
今日も健やかに朝を迎えることが出来ました。
これも一重にあなたのお導きによるものです。
本当に感謝しております。
神様の御国の栄光と発展を心から祈っております。
今、世界では、様々な分断により、各地で衝突が起き、多くの不幸が生まれています。
これらはみな、人間の心の弱さの表れだと、重々承知しております。
どうか、神様、この弱き罪深い人間を憐れみ、一人でも多くの人が、天において救われるように導いて下さい。私たちにそのような力をお与え下さい。
この祈り、主、イエス・キリストの御名により、謹んでお願い申し上げます。 アーメン 。
最後に聖句を挙げておきます。
「このわたしが、地上に平和を与えるために来たと思っているとしたら、そうではありません。それどころか、争いと分裂を引き起こすために来たのです。(Luke:12-51/JCB))
・・・、一人でも多くの人が、神への信仰により救われ、天に導かれることを願い、グッド・ニュースを伝えていきます(^▽^)/
(8)世界の人口バランスの問題(2月22日’23)
ー北京政府の人口減少問題(1月29日’23/ニュー―ヨークタイムズ・ウイークリー)ー
中国の政治家たちは、「徐々に減少して行く人口問題」と、「減少していく就労者と増大していく退職者の時代」に備えなければならない―と、警鐘を鳴らしています。国営メディアは、おぼろに見える経済危機を和らげるには、安定した家族形態の下、2,3人の子供を持つように、若いカップルに求めています。
政府は去年、この60年で初めて、人口減少の兆候が予想よりも早く、急激に進むことを確認しました。
たとえ中国政府当局が、その問題に警鐘を鳴らしても、準備の方は、既に高齢化社会のニーズに応えるには追い付かない―というのが、専門家と中国国民の見解です。
「ゼロコロナ政策の放棄」という中国の馬鹿げた政策政策は、「感染爆発」に対する準備不足を露呈しました。また同様に、人口増大の社会的プレッシャーは、来るべき数十年の内に辛い選択を避けるために、十分なことをして来なかった政府の姿勢を露呈してしまいました。若年層と高年齢者層の狭間で。また、「社会福祉への出費」と「中国の技術力と軍事力の構築」の狭間で・・・。
中国指導者、習近平氏は、家族規模限定を前面に挙げ、衰退する社会による経済的・社会的圧力の問題に取り組んで行くことを決断しました。彼は、地方の安くて豊富な移民労働者の力をなるべくあてにせず、「高品質成長」という新しい方針を打ち出しました。
「人口問題」、最も重要な問題であるとともに、「簡単に疎かにされやすい問題」とも言われています。「子供は欲しいけれど、生きていくだけで精一杯です。」ーと、ある店主は言っています。
中国はターニングポイントを迎えています。2022年の人口は、85万人減りました。それは、1960年代の飢餓の時以来、初めてのことです。
2016年、中国政府は、30年以上続いて来た「一人っ子政策」を緩和しました。家族は、2人の子供を持つことが許されることになりました。2021年には、3人までとなりました。
それでも大半の夫婦は、1児にこだわり、2児を持つ家庭は、地方がほとんどです。若い人たち、特に女性は、政府が本当に子育てと仕事の両立を容易にしてくれるかについて、懐疑的です。
家族は常に、高齢の親や義理の親の面倒を期待される母親たちの多大な重荷を減らすことと併せて、子供を増やし、良い学校に入れなければーという凄まじいプレッシャーに直面しています。
衰退する社会の問題は、中国ばかりの問題ではなく、アジアの問題でもあります。日本や韓国を中心に、同様の問題に直面している国があります。
ちょっと前まで、世界の人口の飽和状態は70億人と言われていましたが、すでに昨年、アフリカなどの発展途上国の増加を含め、80億人を超えてしまいました・・・。にもかかわらず、先進国の状況は、人口が下降気味にある中、高年齢者の生活を支えるため、あるいは国力を上げるために、人口を増やしていかなければならない状況となっています。
生きるための自然環境が、ますます脆弱になって行く中、私たちは、この人口バランスを改善するために、どうして行けばいいのでしょうか・・・?残念ながら、多くの物欲が蔓延るこの人間社会においては、何も期待出来る手筈がありません。だから私は神に祈ります。
(私の祈り)
天に召します父なる神よ。
今日も無事に朝を迎えることが出来ました。これも一重に、あなたのお導きによるものです。本当に感謝しております。
あなたの御国の栄光と発展を心から祈っております。
今、私たちは世界中で、人口の問題で苦しんでいます。
貧しい地域では、多くの人々が過剰人口と紛争や自然環境により、飢餓の危機に苦しんでいます。
その反面、裕福な国では、不況の中、自国の高齢者の生活や国力、経済の安定のために、人口を増やそうと努めています。
この矛盾の放置は、全て私たち人間のの弱さの象徴です。お許しください。
どうか神よ、世界中の人々がこの現状を十分に理解し、お互いに協力しながらこの悪い状況を打破して行けるように導いて下さい。私たちにそのような力をお与え下さい。
この祈り、主、イエス・キリストの御名において、慎んでお願い申し上げます。 アーメン。
(9)「炭素排出規制」に関する不平等(4月26日’23)
ー3月26日’23・ニューヨークタイムズ・ウィークリーよりー
多少なりとも多大な炭素排出に関与しているというだけで、一定の国々が今、最悪の痛手を被っているーという事実が、この時代の重要な「不当性」の一つとなっています。世界の炭素の排出指標から換算しても、排出量が1%以下のパキスタンは、昨年の洪水のため、国土の1/3が水没しました。ケニア、エチオピア、ソマリアの一部の地方では、この70年の内に、最悪の干ばつが起こり、数百万人が飢餓の危機にさらされています。しかし、アフリカ大陸全体の炭素排出量は、世界全体から見れば、4%以下にすぎません。パプアニューギニアなど、小さな島から成る開発途上国などは、全体から見て、炭素排出量は1%いかにも関わらず、海面上昇時の水没に苦しんでいます。
何年もの間、気候に関する融資は、「極貧の削減」と「繫栄共有の促進」という、銀行の双璧目標の下に位置づけされていました。極貧社会を救済する試みは、確実に、耐寒性の種の利用や、干し上がった湖への給水を促進します。繁栄共有を促進することは、信頼できる豊富なクリーンエネルギーを拡大することにつながります。世界銀行は、国々が気候変動を自国の経済開発計画に組み込むことを支援し始めましたが、この職務を継続すべきです。
気候関連の財政的支援は、すでに銀行内で重要視されており、拡大して来ています。すでに複数の最貧国は、その支援により、教育や医療などの基本的支援が削られてしまうのではないかと心配しています。気候に関する地球規模の活動が、自国の発展の妨げにならないことを自国民に確信させるには、追加融資が必要です。昨年、世界銀行が融資した費用の約36%が、気候関連に相当するものでした。その額は36億ドル近くに上り、それまでの額と比べると、かなりアップしていますが、未だに必要額には届いていません。
2009年、支援国は、貧困国の支援のために、2020年までに、年、100億ドルを投じると約束しました。実際にかき集められた総額は、83億ドル余りで、その内の36.9億ドルは、「国際開発金融基金」と「気候基金」によるものです。アフリカの気候問題に関する交渉人グループによると、多くの開発途上国は、未来において、排出を削減するための前向きの野心的に計画を用意しているものの、金融支援が期待外れのため、実行を阻まれたとのことです。
コロナやインフレ、ウクライナ戦争に関わるエネルギー危機など、至る所で国家予算に負担がかかっていますが、気候に関する資金供給の重要性や投資に関わる視点は疎かにされているようです。
銀行は、最も必要とする地域が、最も効率的に使うことができる形で、素早く資金を注ぎ込むことが可能な、新たな戦略やルールを構築する必要があります。
銀行はまた、相場に満たない気候に関する支援金を、もっと拡充して行くべきです。しかし、世界銀行と国際開発金融機関は、適正融資の15%しか実行していないし、その数字は、承認を取り付けた軽減融資額の5%以下にすぎません。
銀行はそもそも個々の国に、その境界線の範囲内で経済成長が持続するように、お金を貸し付けるためにつくられました。しかし、気候変動などの地球規模の問題に取り組むためには、そのモデルは役に立ちません。利益配分の範囲が、プロジェクトが行われる国の境界線をはるかに越えて広がるためです。
もしも気候変動への適応と軽減融資の利益が共有されるのであれば、当然、コストも跳ねあがります・・・。
(私の祈り)
天に召します父なる神よ、
本日も無事に朝を迎えることができました。これも一重に、あなたのお導きによるものです。
有難うございます。本当に感謝しております。
あなたの御国の栄光と発展を心から祈っております。
今、私たちは気候変動による様々な弊害に苦しんでいます。
その責任の大半は、先進国と富裕国の化石燃料の使用と生産にあります。
また、その被害は先進国に留まらず、世界各地に拡がっています。
特に、建物やインフラ設備が脆弱な開発途上国の被害は致命的にひどく、支援がなければ、到底、復活することは困難です。
どうか神様、気候変動の責任を有する国々が、それ相応の自覚と責任を持って、速やかに開発途上国の被害を改善して行くように導いて下さい。彼らにそのような力をお与え下さい。
この祈り、主、イエス・キリストの御名において、慎んでお願い申し上げます。
アーメン。
(10)「絶望が国境で高まる!」(6月18日’23)
ー5月21日’23・ニューヨークタイムズ・ウイークリーよりー
~アメリカの政策が変わり、ラテンアメリカから動く数百万人の人々が危険に晒されています。~
数百万人の人々が、ここ数十年では見られなかった規模で、ラテンアメリカの住居を捨て、アメリカの南部国境に向かって、押し寄せて来ています。
アフリカ南部国境線への移住が絶えず変動する中、後を追うように、パンデミックや不況がラテンアメリカを直撃し、その激しさは、他のどの地域よりも増しており、数百万もの民が、飢餓と貧困、絶望の中で喘いでいます。
極貧に打ち勝つための発展創出計画は、すっかり消滅しました。失業者数は、この20年間、高止まりのままです。また、ロシアのウクライナ侵攻により、穀物と肥料の調達の鍵となるパイプラインは断たれてしまい食料価格の急騰が起こっています。
経済ショックは、かつて、比較的平和な国々の中で悪化した武力勢力と、長くテロに慣れて来た地域の武力衝突により、悪化して行きました。
密輸業者と移住民(=季節労働者)は同様に、力のある社会的メディアとともにキャンペーンを推し進め、その多くは偽情報と共に広まっていて、人々がアメリカに移住することを奨励しています。
移住民の多くは、ベネゼーラなど、既にパンデミック以前から、世界で最も経済危機を抱えている国々であり、実際にコロナウイルスが蔓延した時には、悲惨な状況に陥りました。2015年以来、大量の民に流失が起こり、その数は、720万余りに上り、人口の約1/4に相当します。
コロンビアでは、労働者の保護脆弱で、失業者数は、過去最高に達してしまいました。ブラジルは、コロナによる死亡者が、世界第2位を記録しました。ラテンアメリカから、この2か国に渡った移住民は、いかなる生活の望みも絶たれた最初の移住民となりました。
ニカラグア人は、歴史的に、比較的小規模で北部に移住しました。しかし、インフレや賃金の削減、巨大化する独裁政権が、ここ数年の間に、大規模な人民流出を推し進めて来ました。
比較的安定しているエクアドルでも、犯罪組織の暴力や殺人が横行しました。ハイチでは、これらが蔓延し、大規模な飢餓危機や、武装組織間の抗争が、同時に起こっています。
国連予測によると、今年を通じて、40万人もの人が渡って来ると思われ、その数は、2010年から2020年までの平均の40倍に相当するとのことです。
彼らが渡ったのは、アメリカ経済がコロナ以後、すぐに回復し、その後、新たな労働力の確保が急務となったからです。しかし、彼らはまた―密入国斡旋業者や、親類、Facebook、Tik Tok、WhatsappなどのSNSサイトにより―バイデン政権なら、現実に境界を超え、滞在出来ると言われました。
アメリカ人の境界線機関は、違法に国に侵入した人を即座に帰国させるという「タイトル42」という権限を執行して来ましたが、2020年の2月以降、270万回以上、それを発動しています。
政権について以来、バイデン政権は、多数の移民が国境を超えた後に、保護施設でのヒアリングを待つ間に、180万人の移民のアメリカ滞在を許可しました。さらに未知数が、分からないうちに入国しています。
アメリカにたどり着きたい人々は、たどり着くことを試みるために有利な時間があったことが分かっています―と言うのは、政治的に偏向のない組織、移民政策教会の代表です。「彼らは、出国する前に、入国のチャンスを計算します。」―と、彼は言います。
カーカサスで、月100ドルにも満たない稼ぎで暮らす28歳の女性は、9月に、5歳と6歳の二人の息子と共にベネゼーラを出国しました。ジャングルでの悲惨な移動の中、彼女は、「バイデン大統領は、ベネゼーラに対して、境界線を厳しくしている」―と、聞きました。
「私は、自分の目でそれを確認しに行くつもりです」―と、彼女は決断しました。
彼女は子供らとアメリカ国境に着いた後、そこを越え、アメリカ国境パトロール調査員に身を委ね、通り抜けました。
彼女は今、ニューヨークのシェルターに滞在しており、亡命申請することを計画しています。
「私のゴールは、ここに到着することでした。」―と、彼女は言います。加えて、以下のことを述べています。「でも今は新たな目標があります。働いて、市民権を得て、子供たちを良い学校に入れることです。」
(私の祈り)
天に召します父なる神様、
今日も無事に朝を迎えることが出来ました。これも一重にあなたのお導きによるものです。
有難うございます。本当に感謝しています。
あなたの御国の栄光と発展を心から祈っています。
今、ラテンアメリカの国々で、数百万もの人々が、様々な要因による内乱や飢餓、貧困や疫病とともに、絶望の中を喘いでいます。
彼らのほとんどは、不安を抱えながらも、安定した生活を求めて、アメリカ本土を目指し、苦難の中、自国を後にしています。
しかし、アメリカ国内も、すぐに全てを受け入れる態勢は整っておらず、いろいろな問題が生じています。
どうか神様、ラテンアメリカのみならず、世界中で苦しんでいる難民が、適切な地域で、速やかに十分な救済が受けられるように、彼らを導いて下さい。彼らにそのような力をお与え下さい。
また、アメリカや西欧諸国の他に、日本や他の国々が、平安とともに。、世界の難民をより多く受け入れることが出来るように導いて下さい。私たちにそのような力をお与え下さい。
この祈り、主、イエス・キリストの御名において、慎んでお願い申し上げます。
アーメン。
(11)「真水が尽きてしまいました。次はそちらかも?」(7月30日’23)
ー7月30日’23/ニューヨークタイムズ・ウイークリーよりー
~真水が尽きてしまいました。次はそちらかも?(モンテビデオ、ウルグアイより)~
直近数か月を超えて、干ばつと管理ミスにより、我が国の首都の飲料水供給は行き詰まり、蛇口から放出される水が、塩っぱかったり、化学物質の臭いがしたりしています。余裕がある人たちは、あらゆる場面で、ミネラルウォーターを使用しています。私たちはそれを使って、パスタを作ったり、レタスを洗ったり、コーヒーを立てたりしています。シャワーを浴びる時は、蒸気の中の発がん性物質を懸念し、短い時間で済ませたり、窓を開け続けています。洗浄機は泡が立たないし、電気温水器は、ナトリウムが溜まって動きません。皿洗い器の中は、グラスと皿に塩がこびりついたままです。歯を磨く時には、一口で、プールの水を口にしたような味がします。
ナトリウムの含有レベルは、許される範囲の2,3倍にまで上がっているとのことです。市郊外の貧しい地域で暮らす人々は、水道水を飲む以外のオプションはありませんでした。人々は、腹痛や下痢で不平を漏らしていました。政府は、貧しい人々がミネラルウォーターを買えるように、補助金支給を計画しています。しかし、それでは十分ではありません。
児童たちは、ここウルグアイでは、多くの大きな川と偉大な帯水層のおかげで、豊富で良質な水に恵まれていると教えられています。そして、実際に2004年、私たちは憲法の中で、安全な飲料水を明記する最初の国となりました。
しかし、44年に渡る厳しい干ばつは、老朽化したインフラとサンタ・ルシア貯水池の全くずさんな管理と相まって、そのsトーリーを書き換えました。今や、モンテビデオ周辺の都市部は、国民、340万人の内の60%が住んでいる地域ですが、何とか水不足を乗り切っている状況です。
サンタルシア川は、150年以上に渡って、首都に新鮮な水を供給して来ましたが、いくつかの支流では、ほとんど枯渇しました。2月には、最近まで、200億リットルの水を蓄えていた貯水池が、ほぼ枯渇しました。サンタルシアからの真水が枯渇した時には、リオデブラタからの塩水が、川底に流入して来ました。私たちの主な浄水場は、塩分を除去する技術を持っていないので、塩分は、水道管や、家屋、体内へ流れて来ます。
この水害危機は、モンテビデオ固有なものではありません。ケープタウンや、ブラジル、メキシコシティーなどでも、深刻な水不足に苦しんでいます。
2023年の水開発報告書は、4人に1人が、清浄水を得ることが出来ないことを発表しました。「次の干ばつ時には、何のサプライズも発表できない。」と、人権と飲料水に関わる報告者は、「それがどんなに強いか長いかの問題ではなく、それを補充するような、補完するような、補うような資源が有らねばならない」とし、計画すべきは、「緊急時の優先事項の確立」だと言っています。
彼はまたウルグアイに対し、「それは、国際人権基準に示されている通り、倫理的優先に伴う要求を含め、人的消費を最前線に置かなければならない」と言っていますが、その一方で、「確信を持てないまま配給するのは、より大きな汚染の危険を生む」とも述べています。
それは、単に私たちの命が危険に晒されているだけではありません。国の最大産業である農業部門が、ウルグアイのGDPの2%を下げることになり、苦しくなって来ています。国内10社のうち、6社が今、厳しい生産問題に直面しています。また、薬、食材、建設、化学工業ーそれら全てがが今、水の調達に躍起になっています。
40年以上に渡り、ウルグアイは、農業と鉱業が、サンタルシアの汚染を見過ごして来た結果、3年以上も水不足を助長しながら、その自然のサイクルを妨げて来ています。しかも、人口と経済の成長にも関わらず、ウクライナは、飲料水貯水槽への投資を怠って来ました。2020年の3月以来、農業従事者に対して、税金免除や、支払い猶予期間を設けたりしながら、緊急事態宣言を発動して来ました。しかし、それ以外の分野のための緊急事態宣言に関しては、先月まで引き延ばしました。
今や政府は、支流に貯水槽を建設したり、リオでラプラタからの水を脱塩することを試みていますが、3年以内の操業は難しそうです。公営水道会社は、帯水層をタンクローリーに組み上げ、医療機関に分配することを目指し、市の中心部に新しい井戸を作り始めました。
他の隣人の多くも、地下水を求めて井戸を掘り始めています。ある隣人の水質検査では、その井戸には、血液や、肺、尿路感染に関わるバクテリアが含まれていました。我々が独自にその問題に対処するには、既に遅すぎたようです。
雨が、その時のための助け船になるかも知れません。しかし、地方の天気予報によると、地球規模的な気候変動と無責任な土地利用により、既に先行きは暗いようです。今や世界の全ての都市が、飲料水の確保を優先し始める必要があります。
水は私たちにとって最も貴重な資源です。それを安全に供給し続けることは、私たちの最優先事項であらねばなりません!
(私の祈り)
天に召します父なる神よ、
今日も無事に朝を迎えることが出来ました。
これも一重に、あなたのお導きのお陰です。
本当に感謝しております。有難うございます。
神様の御国の栄光と発展を心から祈っております。
今、ウルグアイをはじめ、世界の多くの地域で、
環境破壊、気候変動、それに伴う水質汚染、水不足のため、
その生活が脅かされています。
どうか神様、世界中の全ての人が、適切な真水を得られ、健康とともに平安な生活を享受できるように導いて下さい。
私たちにそのような力をお与え下さい。
この祈り、主、イエス・キリストの御名により、慎んでお願い申し上げます。
アーメン。
(9月6日’23:記述)
(12)「紛争地域で、村が平和の規範となる?」(10月14日’23)
ーニューヨーク・タイムズ(10月8日’23より)ー
その墓地は、テルアビブとエルサレムに挟まれた小さな村、オアシス オブ ピースにあり、70余りのアラブ系とユダヤ系の家族が住んでいます。みんな、共有生活を意図して集まった、イスラエル国籍の人たちです。ここでは、子供たちは「アラビア語」と「ヘブライ語」の両方を学び、「ハヌカー」や「ラマダン」、「クリスマス」祝います。
「私は美しい子供時代をここで過ごしました。」と言うのは、その村で生まれ、そのコミュニティーの最初のアラブ人家族である、ナル ナジャールさん(34)です。「アラブ人の少女としてイスラエルに住んでいるのは稀なことだけど、全く自由に感じたわ。」と彼女は言います。
その学校の校長先生は、イスラエルのパレスチナ市民だけれども、村のアラブ系住民たちは、そう言われることを好んでいるようです。その精神的中心は、信仰に囚われない、全ての住民のためにあります。今、地方議会の長はユダヤ人ですが、前任者はパレスチナ人でした。このバランスは、イスラエルがこれまで以上に分断され、かつ、イスラエル人とパレスチナ人の間の紛争解決の見込みが薄れていると思われている時に、顕著に見られます。住民は、一つの新たなモデルが作られることを望んでいます。
「ここで暮らしている限り、人種差別者であることは不自然よ。」と言うのは、自分の家族が、村の最初のユダヤ住民の中にいたーというアミット キテインさん(40)です。その村は1972年、エジプト生まれのユダヤ教の修道士で、後にキリスト教に改宗した、ブルーノ ハサール氏により創設されました。彼の目標は、キリスト教徒、ユダヤ教徒、イスラム教徒が皆、ともに暮らすことが出来る場所を築くことでした。
初期の数年間は、村は、パレスチナ人とユダヤ人の間で平等に分けられた状態でした。今では、近年の拡張をよそに、数ダースの住宅が建築中で、ここに住もうと願う多くの家族の長い順番待ちの名簿が作成されています。
1997年、キテインさんの兄弟であるトムが、イスラエル国防軍で務めを果たすためにレバノンへ向かう途中、飛行機事故で亡くなりました。
「父は言っていました。トムの葬儀は、イスラエル人の兵士の背後で、パレスチナ人が歩きながら泣いていた唯一の時間だった。」と言うのは、ナルの姉、シリーン ナジャールさん(43)です。
彼の死は、平和に献身した村でさえ、緊張は避けがたいものであることを、如実に表す結果となりました。彼の家族は、村のバスケットボール・コートに彼の名前を付けて、追悼することを提案しました。ある住民は、とりわけパレスチナ人は、彼が自国民の抑圧に参加した兵士だとして、強く反対しました。しかし、議論の末、村は追悼を支持することを決めました。飾り額には、「戦争で命を落とした平和の子、トム キテインを追悼して」ーと書かれています。
最近、コミュニティーのメンバーたちが、プール・パーティーのために集まりました。どの家族がアラブ人で、どれがユダヤ人かを告げるのは困難でしたーそして、それが問題だった訳・・・。
「私たちはいっしょに生きていけるわ。」ーと、キテインさんは言います。「それは夢ではない。本当に有りうることなのよ。」
(私の祈り)
天に召します父なる神よ、
今日も無事に朝を迎えることが出来ました。
これも一重に、あなたのお導きによるものです。
本当に感謝しております。ありがとうございます。
神様の御国の栄光と発展を心から祈っております。
今、イスラエルととハマスの軍事衝突が発展し、収まらない状況となり、双方に多くの死傷者が出ています。とりわけ、ガザ地区では、病院が破壊され、500人近くの死者が出ている他、住民の日常生活が、この上なく脅かされています。
その一方で、イスラエルのテルアビブとエルサレムに挟まれた小さな村、オアシス オブ ピースでは、イスラエル人とパレスチナ人が、宗教的不和を乗り越え、ともに文化的共有生活を目指して、平安な生活を送っています。
どうか神様、イスラエルとハマス間のこの悲惨な戦争が、一刻も早く終結し、オアシス オブ ピースの住民たちのように、お互いに平安な日々を送れるように、彼らを導いて下さい。彼らにそのような力をお与え下さい。
この祈り、主、イエス キリストの御名により、慎んでお願い申し上げます。
アーメン。
(10月28日’23:記述)
(13) 「需要はピーク? 大手石油会社は『No』に賭けます!」
ーニューヨーク・タイムズ(11月25日’23より)ー
エクソン・モービルとシェブロンの二大米国石油会社は先月、この数十年も、より多くの石油と天然ガスを産出させようと、中小企業を買収するために、それぞれ50億ドルを超える支出を決めました。
大手石油会社は、石油とガスを掘削し、それを燃料として加工することを強調して来ました。そして、ほとんど例外なく、風力や太陽光発電、電気自動車専用バッテリーなどの代替エネルギーには、多大な資金は投じていません。
しかし、国際エネルギー機関(I.E.A.)の職員らは、石油会社は、再生可能エネルギーと、電気自動車や原動機付自転車、その他の車両の販売を引用しながらも「悪い賭け」をしようとしているものと見ています。今年、世界で販売された新車の5台に1台がバッテリー駆動の車でした。(ちなみに、2020年は、25台に1台の割合でした。)
石油会社の重役たちは、口では、来るべき時代に備えて、世界は最先端製品を必要としていると言いながらも、国際エネルギー機関の計画をはねつけます。
「私は、個人的に同意しないし、大手企業も同意しないし、OPECも同意しないし、石油とガスを生産するすべての人が同意しません。」ーと言うのは、エクソンが60億ドルで買収することに同意した「パイオニア・ナチュラル・リソーシス」の最高責任者です。彼は付け加えます。「誰がジェット燃料を変えようとしますか?誰が石油化学製品を変えようとしますか?」
あるエネルギーの専門家たちは、最近の企業間の取引に危険を察知しているようです。石油価格は、相対的に今は高いです。もしも急激に価格が落ち込めば、I.E.A.の需要観測が正しければ、多くの石油会社は、財政面で、悪戦苦闘することになるでしょう。
I.E.A.は、石油の需要が当面持続することには同意していますが、あくまでもそれは低レベルにおいてのものです。価格低下が進めば、多くの企業が、超低コストで生産できるサウジアラビアなどの大手生産者と競うことが困難になります。
石油会社の重役たちは、石油とガスを低価格で生産することは必然的なものと認めるとともに、企業の統合が、会社のより効率的な成長を助けるだろうーと述べています。
彼らはまた、統合は、自らが二酸化炭素を捕獲したり、それを永久に地中に埋めるなど、相対的に未検査の技術にもっと投資したり、積極的に水素の分野など、よりクリーンな燃料への投資を助長すると言っています。
しかし、大多数の会社は、電気自動車充電、原子力、風力発電基地、電池などの分野において、多額の投資は行っていません・・・。
環境防衛基金の副代表である、マーク・ブラウンステイン氏は言います。「私はこの合併と買収の波を、未来への移行というよりは、『現存するビジネスモデルによる最後の光の破壊の予兆』ーと見ています。」
はっきり言って、この記事を読んで、思わず唖然としてしまいました💀↓。気候変動問題、地球温暖化問題は、どこへ行ってしまったのでしょうか?私たちは、この問題を疎かにすることによって生じる将来のリスクから、目を背けてはいけません!
(私の祈り)
天に召します父なる神よ、
今日も健やかに朝を迎えることが出来ました。
これも一重に、あなたのお導きのおかげです。
本当に感謝しております。有難うございます。
あなたの御国の栄光と発展を心から祈っております。
今、アメリカを中心とした多くの大手石油関連企業が、化石燃料依存を明確にしつつ、各国の中小の石油産出企業を合併する働きを加速させています。
また、気候変動と地球温暖化の弊害が、私たちの生活に関わるあらゆる分野で指摘されています。
どうか神様、世界中のすべての人々が、化石燃料による弊害を十分に認識し、節度ある方針のもと、適切にこの困難な状況に向き合って行けるように導いて下さい。
私たちにそのような力をお与え下さい。
この祈り、主、イエス・キリストの御名により、慎んでお願い申し上げます。
アーメン。
(記述:12月18日’23)
(14) 「世界が暖かくなるにつれて、バッタの大群が増えて来ます!」
ーニューヨーク・タイムズ・ウイークリー(3月23日’24)ー
気温の上昇が起因となり、この数十年の間に、作物を食い尽くすバッタのの大群の襲来の脅威が、25%上昇すると言われています。ある研究によると、より多くの地域で、旱魃と集中豪雨が強まり、聖書に出て来るように、昆虫の大群が発生するとのことです🥶↓。
先月、「ジャーナル・サイエンス・アドバンシス」で発表された研究によれば、「人災」と呼ばれる「温暖化」は、蔓延しつつある地域で、新たな側面を露呈しつつあるとのことです。「これらの国々が、地球規模の穀倉地帯の役目を果たし、既に旱魃や洪水、熱波のような気候変動による極端な現象に立ち向かっていると仮定すれば、これらの地域のバッタによる被害リスクは、限りなくエスカレートし、既存の状況の悪化が懸念されます。」ーと言うのは、この研究の起草者の一人のヒー博士です。
長い間、砂漠バッタは、アフリカのサハラ砂漠やサヘル砂漠、インドとパキスタンのタール砂漠のような乾燥した場所で、人目に付かないように生息して来ています。雨季には産卵期を迎え、周囲の植物の生育も進み、幼虫に食料を与えて行きます。そして、陸地が再び干上がると、緑樹が残る場所に集まり、より多くの食料を求めて、暗くなっていく空と地球上で最貧の地域を横断して、群れを成して飛び立って行きます。
2019年、一世代に一度のバッタの襲来が、東アフリカからインド中世部で始まりました。国連食糧農業機関とその強力期間は、農作物と家畜を守り、多数の人々の食料を確保するために動き出しました。
ヒー博士と同僚たちは、梅雨そのものが、バッタが同時に群れ化を経験するようなリスクを招く広範囲の地域を生み出していると見ています。例えば、インドとモロッコは、何千キロも離れています。しかし、もうバッタの襲来被害は、2か国間で共有していることを、彼らは発見しました。パキスタンとアルジェリアについても同様です。
各地で同時に起こり得るバッタの襲来は、穀物の不作につながる可能性があり、世界中の食糧保全を危険に晒すことになる―と、ヒー博士は言っています。
彼と同僚たちは、バッタが行くところで、降水や温度、土壌水分や風邪が、どのような影響を及ぼすかについて下した結論に基づき、地球温暖化が今後、その姿をどのように変えるかを予測しました。
彼らは、この害虫の安全生息地域は、2100年までに、地球温暖化の進み具合も考慮すると、5%から25%まで拡がるとみています。バッタがいないとされる地域でも、ここ数十年の間に、アフガニスタンやインド、イランやトルクメニスタンを含めた新たな地域で、バッタが発生し始める見通しを示しています。
異種の南アメリカバッタは、アルジェリアやボリビア、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイの農家を苦しめています💀↓。他の調査でも、温暖化が、その害虫の活動域を拡げると予測しています。
気候や生態学は別として、メイナード博士と他の調査員は、社会政治的状況が、バッタ危機の背後にある別の重要な要因とみています。紛争被害地のイエメンでは、害虫の生息数は近年、チェックできないほど増えており、2019年、2020年には、さらに悪化したとのことです。
しかし、もっと安定した国々では、バッタの監視と管理が改善しているようです。メナード博士は、「そこには明らかにある進展があった。」ーと述べています。
(私の祈り)
天に召します父なる神様、
今日も平安に朝を迎えることが出来ました。
これも正しく、あなたのお導きによるのお陰です。
本当に感謝しております。有難うございます。
神様の御国の栄光と発展を、心から祈っています。
今、世界各地では、地球温暖化の影響により、干ばつや洪水、熱波による弊害に加え、バッタなどの害虫の襲来により、多くの農作物に、深刻な被害が生じています。
その規模は、将来に向けて拡大する見通しです。この温暖化は、我々人間によってもたらされたと言っても過言ではありません。心からお詫び申し上げます。
それでも願わくば、どうか、温暖化によるすべての弊害が一掃され、世界中で、公平な食糧分配が出来ますように、私たちを導いて下さい。
私たちにそのような力をお与え下さい。
この祈り、主、イエス・キリストの御名により、慎んでお願い申し上げます。
アーメン。
(記述:5月11日’24)
(15)「地球規模の不安が、財政的不安により加速されます!!」
ーニューヨーク・タイムズ・ウイークリー(7月14日’24)ー
経済不安が、貧困国、富裕国を問わず、至る所で政治的混乱と暴動を煽っています。
ケニアでは、借金と、6月の増税案への抵抗が屈し、その結果、多くの人が死に、デモ参加者が拉致され、国会議事堂の一部も焦土化してしまいました。
ボリビアでは、住民が住民が不足しているガスを求めて列をなし、軍の司令官が、「大統領は、ガスの不足に合わせて、自国の貧困を止めなければならない」と言いつつも、クーデターの企ては失敗に終わりました。
フランスでは、低賃金と上がる経費に怒る農民が、数か月に及ぶ道路遮断のストライキを起こし、また、極右国民会派が、国民議会で最大議席を勝ち取りました。
反乱の原因や前後関係、状況は、広く国によって変わって来ます。しかし、共通の脅威は明らかです。悲惨な経済状況に直面する市民は、対処すべき政府への信頼を失ったと同時に、やり返しているのです。
その反動は、右派、左派にまたがって、自由民主主義や民主主義的資本主義をターゲットにして来ました。「経済的低迷と政治不信が、互いに飯を食わせ合っている」と、ニューヨーク大学のとある政治学者は言っています・・・。
経済学者やアナリストは、「新型コロナウイルス-19」が、不安の基礎を築いたと言っています。「パンデミック」は、商売をとめ、収入を消し去り、セミコンダクターからスニーカーまで、ありとあらゆるモノの品不足をを引き起こしたように、「供給網大混乱」作り上げてしまいました。後に日常が戻っても、工場や小売業者は、繰延需要や価格上昇に対処出来ませんでした。ロシアのウクライナ侵攻が、新たな動揺を生み、石油やガス、肥料、そして、食糧の価格は、益々上がって行きました。各中央銀行は、金利を引き上げることにより、インフレを抑えようと試みましたが、商売と家計は、さらに圧迫される結果となりました💀↓。
最貧の国々は、最悪に困難な状況に陥っています。政府は既に、融資により圧迫された状況下にあり、肥大化した債務を、金利引き上げに頼らざるを得ません↓。アフリカでは、人口の半分は、彼らが健康や教育で費やすより多くのお金を、金利払いに費やさなければならないような国々で暮らしています。
世界銀行のチーフエコノミストのインデルミット・ギル氏は、借金危機で借りることが出来ない国々は、基本的に請求額を払うために、2つの方法があると言います。「紙幣を刷るか、税金を上げるかです。」さらに、彼は言います。「一方は、インフレにつながります。もう一方は、不安につながります。」
(私の祈り)
天に召します父なる神様、
今日も平安に朝を迎えることが出来ました。
これも正しく、あなたのお導きによるお陰です。
本当に感謝しております。有難うございます。
神様の御国の栄光と発展を、心から祈っております。
今、世界中では、貧困国、富裕国を問わず、気候変動や戦争、パンデミックを通じて、物不足や物価高加速し、経済不安が拡大して来ています。その結果、世界各地で、政治的混乱と暴動が起こり、多くの死傷者が出ています。
その原因は、傲慢、強欲、利己心、見栄など、私たち人間の弱さにあり、全ての問題は、人災と言っても過言ではありません。
神様、どうか、これらの私たちの罪をお赦し下さい。
そして、願わくば、世界中の良心ある全ての人々が、正義と忍耐、寛容と思いやりの心を持って、一致団結して、この諸問題に取り組んで行けるように導いて下さい。私たちにその勇気をお与え下さい。
この祈り、主、イエス・キリストの御名により、慎んでお願い申し上げます。 アーメン
(記述:9月8日’24)
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